こんにちは、いっきょう整骨院の高橋です 🙂
本日も当院に来院いただいております患者さんの症例をご紹介いたします。
60代の男性の方です。
以前よりぎっくり腰を繰り返しており、お仕事が忙しい時期を過ぎてから少し経つとぎっくり腰になってしまうとのことでした。
その時期以外は、慢性的な腰痛で、常に重だるさが腰全体に感じているようです。
来院時は、ぎっくり腰のような症状はありませんでしたが、前屈、後屈時の腰部の痛みを感じているようで、デスクワークのお仕事のため、長時間座っていると腰全体の痛みを感じるそうです。
【症状】:腰部全体のおもだるさ、前屈、後屈時の腰部の痛み、長時間の座位での腰の痛み、その他
こちらの患者さんは、股関節の柔軟性が低下しており、臀部の筋肉の硬さがとても目立ちました。それに加えて、骨盤の動きも悪いため、前屈時、後屈時に多裂筋(腰椎の両脇にある筋肉、前屈時は一番力を発揮する筋肉)の収縮、伸張の動きが減少していました。
腰への負担は、背中、股関節、腰部で分散しなければなりませんが、股関節の柔軟性が低下し、臀部の筋肉が硬くなり、骨盤の動きも悪いとなると、腰が痛くなるのも理解できると思います。
まずは、股関節の柔軟性、殿筋の筋肉の緊張の緩和、骨盤の動きの改善を行うことで、現在の腰部全体の重だるさが減少していきます。
ぎっくり腰になりやすいのも、この3つの原因からなるのだと考えられます。
身体的な疲労が増え、体が硬くなり、睡眠時間も減り、疲れが取れない、さらに自宅でのケアが減ってしまうと、よりぎっくり腰になりやすいです。
なるべく疲れていても、自宅でのケアはとても大切ですので、少しでも時間があるときには、ストレッチ、体操をしてみてください。
それだけでも再発を防げます。
治療後は、前屈、後屈の痛み、重だるさもなくなりましたが、やはり股関節の柔軟性は1回の施術だけでは改善しないため、自宅でのストレッチ方法をお伝えし、やっていただくようにお願いいたしました。
現在も週に一度は通院していただいておりますが、以前のような腰部全体の重だるさ消失し、自宅でのケアによりぎっくり腰を頻発することはないと思います。
徐々に股関節の柔軟性が増加していくと、それを維持しないといけませんので、定期的なメンテナンスも必要になります。
腰全体の重だるさは、腰のみを治療しても決して良くなりません。
股関節、背部、腰部、骨盤の全体を見て治療を行わなければ改善していきません。
『ちょっと腰が重だるいだけだから』『この腰の痛みはしょうがない』と思わずに、少しでも気になるのであれがいっきょう整骨院にご相談ください。