こんにちは、いっきょう整骨院です 🙂
本日は『頭部の位置による頚部の筋肉の緊張』について投稿していきます。
近年、ストレートネックやスマホ首などで頚部の筋肉の緊張が強くなり、頭痛や首、肩こりにお悩みの方が増えているのではないでしょうか?
頭部の位置によってどのように頚部の筋肉が緊張するのかをご説明していきます。
頚部の筋肉は、頚椎や肩甲骨から頭の下のほう(後頭部)につくため、頭部が前方に移動すると頭部から頚部の間の距離が離れてしまうため、筋肉に伸張性のストレスが加わります。
これにより、頚椎の後方の筋肉の、後頭下筋群(頭痛、眼精疲労の原因になりやすい筋肉)や
僧帽筋、肩甲挙筋が緊張し頭痛、肩こり、首こりの原因になります。
頚椎の前方への姿勢は、胸椎の後弯を強めるため胸椎の可動性の低下や、肋骨の可動性低下、
胸椎後弯の影響により背部の筋肉の緊張が強まり、眠りが浅くなる、寝つきが悪くなり、呼吸が浅くなるなどの様々な症状が出現してきます。
頭部前方移動により頚椎の前にある筋肉が短縮して『斜角筋症候群』が出現してきます。
斜角筋症候群は、頚椎の前にある筋肉の斜角筋のが緊張しすぎることにより、その間を通る神経が刺激され起こる症状です。
主な症状として、上腕部の痛み、背部の痛み(肩甲骨周辺)、頭痛、手の痺れなどが起こります。
頭部の位置によって、様々な症状、痛みなどが出現するため、不良姿勢には注意が必要です。
デスクワークや長時間のスマホの使用の際は頭部の位置に気を付けるようにしてください。
(頭部位置の違いと後頭下筋群の働き 参照)