こんにちは、いっきょう整骨院の高橋です 🙂
今日は妊娠中と出産期の骨盤の変化についてお話します。
妊娠中や出産期には心身の変化が多く発生し、産婦人科系だけでなく運動器、呼吸器などに変化が生まれます。
妊娠、出産期の女性はトラブルが発生する以前からの予防やケアが重要です。
【妊娠・出産期の身体の変化】
身体の中で最も性差が表れるのが骨盤です。胎児の時期にはすでに性差があるといわれています。
妊娠中ホルモンの影響により、骨盤周囲の靱帯の弛緩が増大し恥骨結合などの可動性が増加します。
恥骨結合の弛緩、可動性は5㎜~1㎝程度、左右上下に少々のズレが生じます。
少々のズレにより、立っているとき、動いているときに力の伝達が破綻し不安定性を生み出します。
不安定性が生まれることにより、起立時の所要時間が伸びたり、上半身の動きが増えたり、片足立ちが困難になることで、転倒率が70歳以上の高齢者と同程度になるともいわれています。
産後の腰痛や背部痛、股関節痛などは産前のものが産後に出るともいわれていますが、
妊娠時の骨盤の変化によって生じることもあるので、産前から産後まで、できる範囲でのストレッチ、体操などでケアが大切だと思います。
妊娠中は産婦人科医の許可が必要ですが、産後のケアも行いますので、興味のある方、お困りの方は相談してみてください。